バスタオルが乾くまでに長時間を要する最大の理由は、布地内部の水分蒸発を妨げる通気不足にあります。衛生微生物学の研究データによれば、部屋干し特有の雑菌(モラクセラ菌など)は濡れた状態が約5時間以上続くと急激に増殖し、特有の嫌な臭いを発生させます。一般的な幅40cm前後の衣類用ハンガーにバスタオルをかけると、生地が何重にもひだ状に重なり合い、中心部の湿度が飽和状態となって乾燥速度が著しく低下します。
部屋干しにおける乾燥効率を最大化するには、布地をピンと広げて空気との接触面積を増やし、タオルの内側に最低5cm以上の通気空間(チムニー効果を生む隙間)を作ることが不可欠です。近年需要が急伸している大判バスタオルハンガー(伸縮タイプ)や専用ラックは、一般的なフェイスタオル用よりもアーム幅が65〜75cmと広く設計されており、生地の重なりを物理的にゼロにします。これにより、送風機やサーキュレーターの気流を均一に受け止め、乾燥時間を通常干しと比較して約35〜40%短縮することが実証されています。