「WBCは何年ごと?」と調べる読者の多くが混同しやすいのが、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する国際大会「プレミア12」の存在です。秋口に日本代表戦がテレビ放映されるたび、「あれ、WBCは今年開催されたばかりでは?」と疑問を抱くケースが後を絶ちません。
この2大会の決定的な違いは、「主催組織の性質」と「メジャーリーガー(MLB40人枠登録選手)が出場可能かどうか」に集約されます。
WBCは、世界最高峰のプロ野球リーグであるMLBとMLB選手会が共同で立ち上げた運営会社「WBCI(World Baseball Classic Inc.)」が取り仕切っています。そのため、MLBの公式行事として位置づけられており、各球団のトップスターや40人枠に名を連ねる看板選手が国を背負って参加することが制度上認められています。
一方のプレミア12は、サッカーで言えばFIFAにあたる国際統括団体WBSCが主導するランキング上位12カ国の対抗戦です。開催時期が11月というMLBのオフシーズン序盤にあたり、MLB機構は自所属のトップ選手を故障リスクから守るためロースター参加を許可していません。結果として、プレミア12はNPBや韓国KBO、米マイナーリーグ(3A以下)の精鋭が中心となる大会構成になります。真の意味での「野球界世界一決定戦」がどちらであるかは、参加選手の顔ぶれを見れば火を見るより明らかです。