すべての始まりは、2011年に公開された台湾映画だった。原作者であり自らメガホンをとったギデンズ・コー監督は、自身の自伝的小説をベースに、誰もが通過する青春の光と影を瑞々しく描き出した。台湾本国で記録的な大ヒットを打ち立てただけでなく、香港や中国本土、さらには日本を含むアジア全土で爆発的なムーブメントを起こした。
ギデンズ・コー監督が紡いだノスタルジックな映像美と、ノスタルジー溢れる楽曲の数々は、当時のアジア映画業界に大きな激震を与えた。「初恋の記憶は一生消えない」という万国共通のテーマを鮮烈なリアルさで切り取った演出手腕は、今なお多くのクリエイターに影響を与え続けている。