円山パンケーキのメニュー表を開くと、まず目に飛び込んでくるのが象徴的な2大看板メニュー、「天使のパンケーキ」と「悪魔のパンケーキ」です。どちらを頼むべきか迷う初訪者のために、その構成と味わいの特徴を比較します。
不動の人気ナンバーワンを誇る「天使のパンケーキ」は、たっぷりのフレッシュフルーツ(ベリーやバナナなど)と、軽やかな北海道産純生クリーム、自家製ソースが美しく盛り付けられた一皿です。フォークを沈めると「シュワッ」と心地よい気泡の音が立ち、口に運んだ瞬間に体温で淡雪のように溶けていきます。フルーツの酸味が生地のリッチなバター感を中和するため、見た目のボリュームに反して最後まで重さを感じずに完食できるのが最大の特徴です。
一方、濃厚な甘みとコクを極限まで楽しみたい甘党を虜にしているのが「悪魔のパンケーキ」です。ビターなチョコレートソースや芳醇なキャラメル、ナッツのクリスピーな食感が重ねられ、生地のミルキーさと背徳的なマリアージュを生み出します。皿の端に添えられたジェラートと温かいパンケーキの「温冷対比」も計算し尽くされており、リッチなデザート体験を求めるならこちらに軍配が上がります。
甘いものが苦手な同伴者や、ランチとしての利用であれば、生ハムや目玉焼き、新鮮なリーフサラダを添えた食事系(セイボリー)パンケーキプレートの完成度も見逃せません。生地自体のほのかな甘みと塩気のある具材が絶妙なコントラストを描き、札幌屈指のカフェランチとしての実力を遺憾なく発揮しています。