出版メディアとしての『第三文明』を理解するうえで、まず押さえておくべきは発行母体である第三文明社の立ち位置です。同社は1969年(昭和44年)の創業以来、半世紀以上にわたって書籍や雑誌の刊行を続けている日本の出版社です。
同社の事業の柱となっているのが、月刊誌『第三文明』と子育て・教育を主軸とした月刊誌『灯台』の発行、そして人文・社会・宗教・平和研究に関する単行本の出版活動です。第三文明社の会社概要を確認すると、東京都新宿区に本社を置き、一般流通ルート(取次経由)で全国の書店やオンライン書店へ書籍を届ける出版体制を確立しています。
刊行される第三文明社の出版物は、仏教思想や生命論にとどまらず、国内外の政治動向、教育論、環境問題、さらには対話を通じた平和構築に関する学術的著作まで多岐にわたります。単なる教宣紙にとどまらない専門的な人文書のラインナップを有している点が、出版業界における同社の際立った特徴といえます。