事故直後、世間が最も固唾を呑んで見守ったのが「運転手の安否」でした。ネット上では「車体が押し潰されたのではないか」「生存は絶望的では」といった不穏な憶測が一時飛び交いましたが、警察および搬送先医療機関の公式発表により、正確な情報が明らかになっています。
消防の特別救助隊(レスキュー隊)が現場に到着した際、トラックのキャビン(運転席)は地中の土砂とコンクリート片に挟まれる形で半壊状態にありました。隊員はワイヤーで車体を固定して二次転落を防ぎつつ、油圧カッターなどの特殊資機材を用いて運転席スペースを確保。通報から約45分後に、車内に閉じ込められていた50代の男性運転手を無事救出しました。
救出当時、運転手は呼びかけに対して明確に応答しており、意識は保たれていました。救急搬送後の精密検査の結果、腰椎の圧迫骨折および全身打撲といった重症を負っているものの、生命に別条はないと診断されています。極度の衝撃と恐怖に晒されながらも、シートベルトの着用とエアバッグの適切な展開、そして救助隊の迅速なアプローチが最悪の事態を防ぐ防波堤となりました。