タイヤの空気圧は、測定するタイミングによって数値が大きくブレる特徴を持つ。正確な適正値を把握したいなら、「タイヤが冷えている状態(冷間時)」に測定することが絶対条件だ。走行直後のタイヤは路面との摩擦熱によって内部の空気が膨張し、実際よりも高い数値を表示してしまう。ガソリンスタンドで測定する場合も、自宅から数キロ以内の近距離走行時か、到着後しばらく時間をおいてから作業するのが望ましい。
測定の頻度は「月に1回」が推奨ペースとされる。自動車メンテナンスの現場では、目視だけで空気圧の減衰を見抜くことは困難だとされている。特に季節の節目、例えば秋から冬へと移行して急激に気温が下がる時期は、気体の収縮により空気圧が自然に下がりやすい。長距離ドライブや高速道路を使う前には、必ず冷間時での点検を実施しよう。