彼のビジュアルを語る上で欠かせないのが、長年トレードマークであった深めの前髪だ。顔の半分、とりわけ目元を覆い隠すスタイリングは、どこか浮世離れした孤独と哀愁を演出してきた。隠された部分が多い容姿は見る者の想像力を掻き立て、強い神秘性を生み出す。彼が画面越しに見せるニュアンス豊かな影は、まさにその効果を最大限に発揮している。
だが、近年の表現はただ隠すだけにとどまらない。時折覗かせる鋭くも柔らかな眼差しや、首筋から顎にかけてのシャープなラインが、大人の色香を鮮烈に放つようになった。光と影の使い分けに長けたアーティストだからこそ作り出せる「静かな色気」こそが、彼のビジュアル評価の根幹にある。