奥日光の温泉文化は、延暦7年(788年)に日光山を開いた高僧・勝道上人が源泉を発見したことに端を発します。長い歳月を経て守り継がれてきた奥日光湯元温泉は、環境省から「国民保養温泉地」の指定を受けるほど優れた効能と自然環境を誇る稀有なエリアです。
日光国立公園の特別保護地区に包まれたこの地で湧き出るのは、日本屈指の濃さを誇る硫黄泉。地中から湧き出た瞬間は透明なエメラルドグリーンですが、空気に触れることで酸化し、神秘的な乳白色へと表情を変えます。湯底に沈む天然の湯の花を手ですくえば、硫黄とメタケイ酸がたっぷりと溶け込んだ贅沢な泉質を肌で実感できるはずです。加水や循環を極力行わない純度100%の源泉掛け流しを守る湯宿が多く、本物の湯力を求める温泉通を唸らせ続けています。