東京スカイツリータウン全体の総事業費は約650億円(うちタワー本体の建設費は約400億円)にのぼります。この巨大プロジェクトを足元から支えたのが、日本の基幹産業である製鉄各社や熟練の職人たちでした。
タワーを構成する強靭な鋼管は、日本製鉄(旧・新日本製鐵)やJFEスチールなどの国内トップ鉄鋼メーカーが開発した超高強度鋼管を採用。最大で直径2.3メートル、厚さ10センチメートルにも及ぶ特殊鋼管をミリ単位の狂いもなく溶接・加工する技術は、世界最高峰の品質基準を満たした国内工場だからこそ実現できたものです。
約3年8ヶ月(2008年7月着工〜2012年2月竣工)という工期の中で、延べ約58万人の作業員が従事しました。風速や気温の変化が激しい上空数百メートルの現場でありながら、徹底した安全教育とリスク管理により、建設工事中の重大死亡事故ゼロを達成。現場に携わったすべての人々のプロフェッショナリズムが、この偉業を支えました。