魚の脂の乗り方や身の厚みによって、最適な加熱アプローチは微妙に異なります。家庭で登場頻度の高い3大魚種の焼き分けポイントを押さえておきましょう。
1. 冷凍鮭(サーモン):
厚みのある鮭の切り身は、火が通りにくいため「フライパン+クッキングシート+酒大さじ1」での酒蒸し焼きがベストです。解凍なしの鮭をシートに乗せ、シートの外側(フライパンの底)に酒を少量垂らして蓋をすると、蒸気圧が高まり短時間でしっとりと仕上がります。
2. 冷凍サバ(塩サバ・生サバ):
サバは皮下に上質な脂をたっぷり蓄えています。フライパンで焼く際は、サバ自身の脂を活用するため油は一切不要です。皮目に浅く十字の切れ目を入れてから凍ったまま焼くと、皮が縮んで身が反り返るのを防ぎ、皮全体に均一な焼き色がついて脂の旨味が際立ちます。
3. 冷凍干物(アジ・ホッケ):
干物はもともと水分が適度に抜かれているため、解凍すると旨味が壊れやすい食材です。冷凍のまま魚焼きグリルに入れ、「身側(骨側)から7割、皮側から3割」の比率で焼くのがふっくら仕上げる黄金比です。身側からじっくり加熱して脂を全体に行き渡らせてから、最後に皮側を焼いて香ばしさを引き出します。