光コンセント分離型は使える?一体型との違いや無派遣工事の真相を徹底解明

光コンセント分離型は使える?一体型との違いや無派遣工事の真相を徹底解明

光コンセント分離型は使える?一体型との違いや無派遣工事の真相を徹底解明について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

「部屋に光コンセントの分離型があるから、工事立ち会い不要ですぐにネットが使える」――そう安易に信じ込むのは禁物です。通信回線の開通現場では、端子が存在しながらも作業員の立ち会いが必要となる「派遣工事」へ急遽変更される事態が日常的に起きています。

立ち会い工事が不要となる無派遣工事が成立するためには、極めてシビアな3つの物理的・論理的条件をすべて満たしていなければなりません。

第1に、宅内から電柱(あるいはマンションのMDF盤)までの光ファイバーが物理的に断線していないことです。賃貸住宅で前入居者が退去する際、家具の搬出作業で壁から出ている細いケーブルを引っ掛けて断線させたり、リフォーム業者が壁紙張り替え時に邪魔な線を切断してしまったりする事例は後を絶ちません。光ファイバーのガラス芯線は直径わずか0.125mm(被覆を含めても約0.25mm)と髪の毛並みに細く、肉眼では外観のビニール被覆が繋がっているように見えても、内部で断線していれば光信号は一切届きません。

第2に、局内側の光スプリッタおよび分配設備との紐付け情報が正しく保持されていることです。光回線を解約して数年以上放置されている場合、電柱のクロージャ内や共用部盤でケーブルの接続先が他の契約者用に転用されているケースがあります。物理的に線が繋がっていても、通信事業者の局内交換機から通信信号が送られてこなければ、現地派遣工事によってルートの引き直しが必要になります。

第3に、端子の規格が現在の光コラボレーション事業者の提供設備に合致していることです。通信工事の現場統計によると、室内に光コンセントの残置設備がある物件であっても、実際に無派遣工事のみでスムーズに開通できる割合は全体の約60〜70%に留まります。残る3〜4割は、局内測定で光信号の減衰や導通不良が検知され、結果として平日の立ち会い派遣工事(費用約1.6万〜2.2万円)を余儀なくされているのが実情です。

伊藤 翔太
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伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。