日々の暮らしに植物を取り入れるボタニカルライフの熱狂は、ソーシャルメディアとECプラットフォームによって加速の一途をたどっている。Instagramを開けば、世界中のプランツラバーが洗練された部屋作りのアイデアや、新芽の展開プロセスをリール動画でリアルタイムに共有している。
一方で、楽天市場などのオンライン市場でも専門店の出店が相次ぎ、現物配送サービスやバーチャル樹形確認システムが充実してきた。かつては店頭でしか買えなかった全国の名人生産者が育てる特級株が、クリック一つで自宅のリビングに届く。
だが、デジタルで情報を得た人々が最終的に向かうのは、やはり五感で土と葉を感じられるリアルな専門店だ。葉の手触り、鉢を持ったときの重み、枝ぶりの絶妙な傾き。デジタルで目利きを鍛えたユーザーが、店舗で運命の1鉢と出会うという相乗効果が生まれている。