インターネット上では時折、「格安通販のスウェットセットアップが写真と違いすぎて炎上」「外に着ていけないレベルの粗悪品」といったトラブルが話題にのぼります。こうした噂の真相を探るべく、アパレル製造の現場関係者に取材を行いました。
繊維商社のパタンナーによると、ネット通販で失敗する最大の原因は「生地の目付(GSM:1平方メートルあたりの重量)」と「綿とポリエステルの混紡比率」にあるといいます。
「写真映えを狙った安価な製品は、生地が200〜250g/㎡程度と薄く、一度洗濯しただけで襟元や膝が伸びてしまいます。外出着として通用する立体的なシルエットを保つには、最低でも350g/㎡、理想的には400g/㎡以上の度詰めの裏毛(フレンチテリー)またはハリ感のあるダンボールニット素材を選ぶ必要があります」(アパレル生産管理担当者)
「スウェットはおしゃれ着にならない」という言説は明確な誤解であり、適切なオンス(厚み)と仕立てを選んでいれば、ラグジュアリー感のある上質なストリートスタイルを構築できます。