顔の歪みが、単なる疲労や骨格の問題ではなく、深刻な医療的疾患によるものである場合も忘れてはならない。顔面神経麻痺(ベル麻痺)や、帯状疱疹ウイルスが原因で起こるラムゼイ・ハント症候群などは、ある日突然、顔の片側の動きを奪う。
過去には、海外のトップアーティストや国内の実力派俳優が、これらの病を公表し治療に専念した例がある。しかし、初期の段階では仕事を休めず、麻痺を隠しながらカメラの前に立ち続けた結果、視聴者に「歪み」として認識されてしまうケースもある。彼らに必要なのは冷ややかな視線ではなく、病と闘う表現者への理解と敬意だ。