ウェブベースで手軽に受検できる16Personalitiesプロジェクトの普及により、若い世代を中心に性格診断は共通言語化した。同プロジェクトの拠点である16Personalities.comは、従来のMBTIとは異なる独自のアルゴリズム(ビッグファイブ理論の要素を融合)を取り入れ、世界中で数億人規模のデータを蓄積している。
この爆発的な広がりを受け、人材開発業界も黙ってはいない。新入社員研修やチームビルディング、離職防止のカウンセリングにおいて、各個人のタイプ分析を導入する企業が急増している。特にリモートワークが定着した現代において、対面での雑談が減った分、互いの性格タイプを共有してコミュニケーションの摩擦を低減させる試みが評価されている。
さらに、YouTubeなどの動画プラットフォームでは「タイプ別あるある」や「相性解説」コンテンツが再生回数を伸ばし、ひとつのエンターテインメント文化を形成した。こうしたデジタルメディアの隆盛が、個人のアイデンティティ模索を力強く後押ししている。