これほど実物と乖離した噂が、なぜ長年にわたってインターネット上で検索され続けるのだろうか。そこには現代の検索アルゴリズムとSNS特有の拡散構造がある。
「川口春奈 顔大きい」というフレーズは、誰かが一度でも気になって検索すると、検索エンジンのサジェスト機能(予測変換)に登録される。それを見た別のユーザーが「えっ、本当?」と気になってクリックし、さらに検索数が跳ね上がる。このループが何年も繰り返されることで、事実とは無関係にキーワードだけが一人歩きを続けるのだ。
人気が高く、露出が増えれば増やすほど、些細な疑問や違和感が検索キーワードとして定着しやすくなる。いわば、国民的スターであることの代償とも言える現象なのだ。