『テセウスの船』を語る上で絶対に外せないのが、車椅子の少年・加藤みき(不気味な真犯人)の幼少期を見事に演じ切った柴崎楓雅の存在だ。当時わずか10歳前後でありながら、純真無垢な笑顔の裏に冷酷非道な悪意を隠し持つ「怪演」を見せつけ、日本中の茶の間を恐怖のどん底に突き落とした。
2026年現在、17歳となった柴崎楓雅は、かつての凄みある眼差しに深みのある表現力を加え、映画や地上波青春ドラマのキーパーソンとして引っ張りだこだ。「あのかわいらしくも恐ろしい少年が、これほど繊細で美しい演技をする俳優になるとは」と、当時の視聴者からも感嘆の声が絶えない。狂気と儚さを同居させられる若手俳優として、映画監督たちからも絶大な信頼を獲得している。