波乱の人生を歩んできた高樹沙耶ですが、そのキャリアの出発点は極めて華麗なものでした。1963年生まれ、静岡県浜松市出身の彼女は、オスカープロモーションに所属しモデルとして活動を開始。1983年に映画『沙耶のいる透視図』の主演で女優デビューを飾り、一躍脚光を浴びました。
バブル全盛期から1990年代にかけては、『恋のパラダイス』『誰にも言えない』『お金がない!』など数々のヒットドラマに出演。都会的で自立した魅力的な女性を演じ、同世代の女性たちから圧倒的な支持を集めました。
さらに彼女を語る上で欠かせないのが、フリーダイビング選手としての輝かしい実績です。2002年にハワイで開催されたフリーダイビング世界選手権「ワールド・カップ」に出場し、フィンなしで潜る競技(コンスタント・ウェイト・ウィズアウト・フィン)で水深53メートルの日本記録(当時)を樹立し、銀メダルを獲得しました。何事にも徹底的に挑むその並外れた集中力と探求心は、彼女の生き方そのものを象徴しています。