平日昼間のフロアに足を運ぶと、夜とはまったく異なる光景が広がっている。メインの客層は地元のシニア世代だ。メダルゲームコーナーやコイン落としの前に腰掛け、隣り合った常連同士で世間話に花を咲かせる姿が日常風景となっている。
手指を細かく動かし、光や音の刺激を受けるゲームプレイは、認知機能の維持や指先の運動としても注目されている。単なる娯楽にとどまらず、家に閉じこもりがちな高齢者たちの孤独を防ぐ「地域の集会場」としての役割を、ゲームセンターが自然発生的に引き受けているのだ。店側もバリアフリー化や座り心地の良い椅子の導入など、シニア層を意識した環境づくりを加速させている。