ファッションやテクノロジーとしての着用が増える一方で、「周囲にどう見られるか」という疑問を抱く人も依然として少なくない。特に職場での雑談や初対面の場において、左手薬指のリングが「既婚者」というシグナルとして機能してきた歴史は長い。
しかし、近年のビジネスマナーやカルチャーの変化は実にスピーディーだ。個人のプライベートに過剰に踏み込まない価値観が定着したことで、「薬指に指輪がある=即結婚」と断定する人は激減した。デザインがファッションリング寄りであれば誰も気に留めないし、仮に聞かれたとしても「お気に入りのアクセです」「ヘルスケア端末です」と爽やかに返すだけで完結する時代である。