近年の研究では、夢の頻度と個人の気質との間に関連性があることが分かってきた。特に、他者の感情や周囲の環境変化に敏感な「HSP(Highly Sensitive Person)」と呼ばれる人々は、日常的に受け取る情報量が多いため、睡眠中にそれらを処理するプロセスが複雑化しやすい。
日中に処理しきれなかった感情の澱(おり)が、夜間に「夢」という形で視覚化される。これは脳の自己防衛システムとも言えるが、あまりにもリアルな夢が続くと、精神的な疲労が蓄積する原因にもなり得る。感受性の豊かさは武器である反面、夜の脳にとっては過酷な労働を意味しているのかもしれない。