かつて太麺といえば、加水率を下げて硬く仕上げた「コシとゴワゴワ感」を味わうものが主流だった。しかし、近年の製麺テクノロジーと国産小麦の品種改良は、その常識を根底から破り捨てた。加水率50%を超える「超高加水」でありながら、うどんのような極太サイズに打ち上げる技術が確立されたのだ。
これにより、表面は滑らかでみずみずしく、噛み締めるとモチモチとした官能的な弾力が広がるという、これまでにない新食感が誕生した。自家製粉を取り入れる店舗が増えたことで、小麦本来の豊かな香りや甘みがダイレクトに味わえるようになったことも、このトレンドを強力に後押ししている。