神様からのご神徳を余すところなくいただくには、古来伝わる正しい参拝順路を守ることが極めて重要です。出雲大社の作法は一般的な神社と異なり、「二礼四拍手一礼」である点も忘れてはなりません。
境内に足を踏み入れたら、まずは勢溜(せいだまり)の大鳥居をくぐり、下り参道の中ほど右手にある「祓社(はらえのやしろ)」へ立ち寄ります。ここで日常で知らず知らずのうちに身についた穢れを祓い清めてもらうことが、すべてのスタートです。
続いて松の参道を通り、手水舎で身を清めたら拝殿、そして八足門(やつあしまん)の前から御本殿に向かって拝礼します。その後、反時計回りに御本殿の周囲を巡り、西側の遥拝所へ向かいます。出雲大社の大国主大神は御本殿の中で西を向いて鎮座されているため、西側遥拝所から正面に向き合う形で再度祈願することが、願いをダイレクトに届ける秘訣です。
さらに、境内東隣に位置する「出雲大社教 北島国造館(きたじまこくそうかん)」への立ち寄りも強く推奨されます。出雲大社を古くから守り続けてきた国造家の邸宅であり、滝が流れる静寂の庭園(心字池)や天神社が鎮座しています。大社の喧騒を離れ、心を研ぎ澄まして悪縁との決別を誓うには最適な聖域です。