画面をタップすれば一瞬でエンタメが手に入る時代に、あえて時間をかけてダンボールを切り、組み立てる理由は何だろうか。クリエイターたちの声を聞くと、そこには「試行錯誤のプロセスそのものを楽しむ」という純粋な創作の喜びが存在する。
「切りすぎてしまったらどう補修するか」「なぜ弾が詰まるのか」——画面上のゲームでは味わえない物理法則との対話がそこにある。ミリ単位で調整を繰り返し、パチンと心地よい音を立ててメカニズムが完璧に作動した瞬間の達成感は、何物にも代えがたい。手先をフルに使って創造力を形にする行為は、ストレス社会を生きる現代人にとって最高のデジタルデトックスとしても機能しているのだ。