西川貴教のお金の使い方を語るうえで、決して外すことができないのが地元・滋賀県で毎年開催されている大型野外音楽フェスティバル「イナズマロックフェス」です。2009年の立ち上げ以来、滋賀の観光振興や地域活性化に計り知れない貢献をもたらしてきました。
巨大なステージ設営、安全対策、シャトルバスの運行、インフラ整備など、フェス全体の開催にかかる費用は数億円規模に達します。天候リスクや突発的なトラブルによる損失リスクを背負いながら、時には自らの私財や個人保証を投じてでもクオリティを維持し、イベントを継続させてきました。
「滋賀県に恩返しをしたい」「音楽の力で地域を元気にしたい」という純粋な熱量のもとで動かされるその資金力は、個人の枠を大きく超えています。彼にとってのお金とは、私利私欲を満たすための道具ではなく、夢や感動を具現化するためのエネルギーに他なりません。