ネット上の口コミやSNSでよく見られるのが、「川崎東郵便局の対応が遅い」「電話しても教えてくれない」という不満の声です。しかし、ここには大きな構造的誤解が存在します。
川崎東郵便局という同じ施設内にありながら、「物流・配送を担当する日本郵便株式会社」と「輸出入審査を行う財務省東京税関」は全く別の組織です。追跡ステータスが「通関手続中」である間、荷物の法的な管理権は税関にあります。そのため、日本郵便のコールセンターに電話をかけても「現在税関で審査中のため、進捗や完了日時は分かりかねます」という回答しか得られません。
また、追跡画面で川崎東郵便局の保管理由として「保管」と表示されるケースがあります。これには主に3つのパターンが存在します。
- 名宛人への確認待ち(ハガキ送付):内容品の価格証明やインボイスの再提出が必要と判断され、受取人へ税関から通知書が郵送されている状態。
- 関税納付の手続き中:関税額が高額(原則として1品あたり30万円超など)で、事前納付や受取人の承諾が必要な場合。
- 配達指定日・受取拒否等の保留:通関完了後、受取人の希望日時に合わせた待機や一時的な局留め処理。
「保管=没収」ではありません。多くは受取人側の確認手続き待ちとなっているため、自宅の郵便受けに税関からの通知が届いていないか確認することが先決です。