「推しの誕生日を盛大にお祝いしたい」というファンの熱量は、独自のカルチャーを生み出しました。自宅で行うプライベートな祝い方から、SNSを活用した大規模な連動企画まで、その形態は多彩です。
自宅で祝う定番スタイルとして定着したのが「祭壇作り」です。アクリルスタンド、缶バッジ、ぬいぐるみ、公式フィギュアなどをテーブル一面に美しく配置し、イメージカラーに合わせたバルーンやLEDライトで装飾します。オーダーメイドの「プリントケーキ」や「センイルケーキ(韓国風のシンプルなデコレーションケーキ)」を発注し、推しのビジュアルを添えて撮影した写真をSNSへ投稿するのが近年のトレンドです。
また、同担(同じキャラクターを推すファン)同士が集まってレンタルスペースやコラボカフェで鑑賞会を開くオフラインの楽しみ方も盛んです。さらに、有志のファンが資金を募って駅の構内や街頭ビジョンに「応援広告(センイル広告)」を掲出するダイナミックな試みも一般化しました。個人で静かに祝うもよし、コミュニティで熱狂を共有するもよし、思い思いの形で推しへの感謝を形にできる時代を迎えています。