松田優作さんの「現在の妻」として広く知られているのが、女優であり写真家、映像クリエイターとしても活躍する松田美由紀さん(旧姓・熊谷美由紀)です。ふたりの出会いは、日本のテレビドラマ史に燦然と輝く名作『探偵物語』(1979年〜1980年放映)でした。
当時、美由紀さんはモデル出身の新人女優として活動を始めたばかりで、年齢はわずか18歳。一方の優作さんはすでに『最も危険な遊戯』や『蘇える金狼』でトップスターの地位を確立していた30歳でした。約12歳という年齢差がありながらも、優作さんは美由紀さんの持つ天真爛漫な感性と強い生命力に強く惹きつけられます。
共演を機に急速に距離を縮めたふたりの関係は、単なる共演者の枠を越え、激しい情熱に彩られた恋愛へと発展しました。優作さんは彼女の奔放でありながら純粋な魂を深く愛し、美由紀さんもまた、不器用なまでにストイックに生きる優作さんの孤独と才能を全身で受け止めました。数々の試練を乗り越え、ふたりは1983年に正式に婚姻関係を結びました。