「発酵しているから消化が良い」と思われがちな納豆ですが、実は豆の形状によって消化のスピードには明確な差があります。一般的な小粒・中粒などの丸大豆納豆は、大豆の硬い「外皮」に覆われたまま発酵させているため、咀嚼が不十分なまま飲み込むと納豆が消化に悪い状態を自ら作り出してしまうことになります。
胃腸への負担を徹底的に減らしたい場合に注目すべきなのが、製造工程の異なる「ひきわり納豆」です。ひきわり納豆は大豆を細かく砕いた上で皮を取り除き、その後に納豆菌を吹き付けて発酵させています。そのため、粒納豆に比べて納豆菌が付着する表面積が広く、酵素分解がより進んでいるのが特徴です。
実際にひきわり納豆の消化時間は通常の丸大豆納豆よりも短く、胃内に留まる時間が抑えられます。胃の機能が一時的に落ちている回復期や、もともと胃弱体質を自覚している人は、粒納豆からひきわり納豆へと切り替えるだけでも食後の胃の重さを劇的に緩和できます。