「第4の移動体通信事業者」として参入した楽天モバイルの存在は、市場の勢力図を語るうえで外せない。会長兼社長である三木谷浩史氏の指揮のもと、自前基地局の整備とプラチナバンドの運用開始によって、弱点とされた通信エリアの狭さは着実に解消されつつある。
一時期の自社回線整備に伴う巨額の赤字と「0円プラン」廃止による顧客離脱という試練を乗り越え、楽天グループ全体のエコシステム(ポイント還元や各種サービス連携)を武器にした巻き返しが結実。自社回線による人口カバー率の向上とともに、単体黒字化への道のりを確固たるものにし、シェア争いの台風の目として君臨している。