一方で、美しい目の色には注意すべき側面も潜んでいる。臨床獣医学の現場では、成猫になってから瞳の色が変化した場合、重大な疾患のサインである可能性が指摘されている。特に、緑色だった虹彩の一部が茶色や黒っぽく変色する「虹彩メラノーマ(悪性黒色腫)」や、ブドウ膜炎などの炎症疾患は早期発見が欠かせない。
「うちの子の目が最近、左右で色が違ってきた」「緑色の中に斑点のようなものができた」と感じたら、迷わず動物病院を受診すべきだ。視力の低下や激しい痛みを伴うケースもあり、日頃の観察が愛猫の命を救うことになる。緑色の輝きを守ることは、そのまま健康状態を維持することへと直結しているのだ。