激闘の末に幕を閉じたパリ五輪から月日が流れたが、あのコートに残した悔しさは消えていない。トム・ホーバスヘッドコーチ(HC)が目指すバスケットボールは、立ち止まることを拒む。「世界のトップ10と対等に渡り合う」という目標は、言葉だけのスローガンから明確な到達点へと変わった。
ホーバス体制が徹底してきたのは、圧倒的な走力とシュート精度の追求だ。ポゼッション数を増やし、相手ディフェンスが整う前にアウトサイドから射抜く。オフェンスの意思決定スピードは過去最高レベルに達しており、相手チームの大型インサイド陣を外へと引きずり出す戦術が冴え渡る。