食のダイバーシティが進む現在、製菓業界の対応も目覚ましい。妊娠中のプレママは糖質制限やアレルギー物質に敏感になりがちだ。そうした声に応える形で、米粉を使ったグルテンフリー仕様や、乳製品不使用の植物性クリームを用いたヘルシーな演出ケーキが標準的な選択肢となっている。
「以前は生クリームの白とベリー系の赤、ブルーベリーの青という組み合わせが中心だった」と話すのは、アレルギー対応スイーツ専門店の開発担当者だ。「現在は天然由来の着色料やフルーツ本来の発色を活用し、身体に優しく、かつカットした瞬間の驚きを損なわない技術が確立された」。妥協のない美味しさと安心安全が、今の時代の選択基準となっている。