成城石井が現在の巨大資本傘下に落ち着くまでには、波乱に満ちた歴代親会社の変遷がありました。1927年に東京都世田谷区成城で果物・食料品店として創業して以来、同社は時代に合わせて4つの大きな転換期を経験しています。
最初の大きな転機は2004年でした。創業家である石井家が保有株を売却し、「牛角」などを展開していた外食大手のレックス・ホールディングスが成城石井を買収します。しかし、レックス自体の経営不振やMBOに伴う負債圧縮のため、2011年には三菱商事系の投資ファンドである丸の内キャピタルへ約400億円超で売却されました。
丸の内キャピタル傘下に入った成城石井は、不採算店舗の整理やセントラルキッチンの強化など、抜本的な経営基盤の刷新を進めます。企業価値を高めた上で、2014年に実施された入札において、ファンドから全株式を約550億円(負債引き継ぎ等を含む)で取得したのが現在の親会社であるローソンでした。