家庭で余った餅消費揚げ餅を作る際によく混同されるのが、「揚げ餅」と「揚げおかき(かきもち)」の境界線です。両者の最大の違いは、揚げる前の餅に含まれる「水分含有率」にあります。
一般的な揚げ餅は、切り餅をそのままカットして揚げるため、水分が約40〜45%残った状態です。そのため、外皮は薄くカリッとし、中心部はつきたてのように柔らかく伸びる食感になります。
一方、本格的な揚げおかき作り方の違いは、カットした餅を数日から1週間ほど天日干しや乾燥機にかけてカチカチになるまで水分を抜く(水分率15%程度以下)点にあります。完全に水分を飛ばした餅を油で揚げると、内部のデンプンが細かく弾けて気泡が無数に生まれ、全体がザクザク・ホロホロとした均一なスナック食感へと変化します。
時間がないときはそのまま揚げ餅に、長期保存を兼ねて極上のサクサクおかきを作りたいときは薄くスライスして完全に天日干ししてから揚げるというように、目的に応じて作り分けるのがプロの知恵です。