信濃町キャンパスに関してネット上でしばしば見られる誤解について、実態を検証します。
誤解1:医学生以外はキャンパスに立ち入れない?
大学の教育研究エリアにはセキュリティゲートが設置されていますが、慶應義塾大学病院のエントランスエリアや外来棟、一部のカフェ・レストラン・書店は、受診者や一般来訪者にも広く開かれています。また、公開講座や学術イベントなども定期的に開催されています。
誤解2:裕福な家庭の学生ばかりで実力主義ではない?
私立医学部ゆえに医師家系の学生が一定数存在するのも事実ですが、現在の慶應医学部は実力至上主義です。多額の給付型奨学金制度が整備されており、一般家庭出身の優秀な特待生も多数在籍しています。過酷な進級試験(CBT・OSCE)や医師国家試験対策を乗り切るためには、個人の弛まぬ努力が不可欠です。
医療社会学的な観点から見れば、信濃町キャンパスは「専門職アイデンティティ(Professional Identity)」が強制的に鍛えられる場です。一般大学のような自由奔放なモラトリアム期間は短く、2年次以降は常に「医療従事者としての社会的責任」を問われるプレッシャーと隣り合わせの生活を送ることになります。