突如として襲った脳卒中からの歩みは、決して平坦なものではなかった。現在の彼女は、都内のクリニックにてリハビリテーション科や美容皮膚科を中心に、定期的な外来診療を担当している。車椅子での生活や右手足のリハビリを並行して続けながらも、患者と同じ目線に立つ診察スタイルが高く評価されている。
病に倒れる以前の彼女を知る関係者は語る。「かつては完璧主義で、自分にも他人にも厳しい姿勢を崩さなかった。しかし、自らが『患者』となったことで、病に伴う不安や恐怖、リハビリの苦しみを肌で理解できるようになった」。言葉に説得力が増し、患者からの信頼はかつてないほど厚い。診療の合間には、最新の医療知見を学ぶ勉強会にも積極的に参加しており、臨床医としての研鑽を怠ることはない。