2人の最初の接点となったのは、2006年公開の中島哲也監督による映画『嫌われ松子の一生』でした。木村カエラさんは劇中でテレビ番組のシンガー役として登場し、永山瑛太さんは主人公の甥である川尻笙役という主要キャストを務めていました。ただし、この撮影当時は直接言葉を交わす機会はほとんどなく、互いを「魅力的な表現者」として遠くから認識する程度にとどまっていたと伝えられています。
決定的な転機が訪れたのは、それから約3年後の2009年8月下旬のことでした。共通の知人である俳優仲間を介した食事会で再会を果たした2人は、音楽や映画、アートに対する深い価値観の共有によって急速に意気投合します。当時、関係者が明かした証言によると、瑛太さんはカエラさんの真っ直ぐで嘘のない人柄に瞬く間に惹かれ、カエラさんもまた、瑛太さんの飾らない誠実さと表現者としてのストイックさに強い安心感を抱いたとされています。
意気投合からわずか数ヶ月で本格的な交際へと発展し、2010年6月1日に公式ファンクラブおよび報道各社へ向けて婚約と妊娠を発表。同年9月1日に正式に婚姻届を提出しました。当時、人気絶頂期にあった20代半ばの2人による「授かり婚」は世間に大きな衝撃を与えましたが、結婚発表時のコメントで瑛太さんが綴った「彼女を一生守り、共に歩んでいきたい」という真摯な決意表明は、多くのファンの共感を呼びました。