石破茂氏と妻・佳子さんの間には二人の娘がいる。二人が幼少期を過ごした時期、父親はすでに政界の中枢で多忙を極めていた。しかし、石破夫妻が一貫して守り続けたのは「子供を政治の道具にしない」「一人の独立した社会人として育てる」という明確な方針だった。
選挙活動の現場で子供を前面に出して親しみやすさをアピールする政治家が少なくない中、石破氏の地元・鳥取県や東京での活動において、娘たちが公の場に姿を現す機会はほぼ皆無だった。学校行事への参加も極力目立たない形で行われ、周囲の友人や保護者に対しても特別な待遇を求めることは一切なかったという。この徹底したプライバシー保護こそが、彼女たちが健全な環境で個性を伸ばす基礎となった。