司法の塔の屋上に対峙した麦わらの一味とCP9。巨大な滝の断崖を挟み、ロビンは「もう放っておいて」「死にたい」とルフィたちを突き放そうとします。自分の存在が巨大すぎる世界政府の敵であり、これ以上一緒にいればいつか仲間たちが自分を重荷に感じて見捨てる日が来る――その恐怖に怯えていたからです。
ロビンの敵の正体が「世界そのもの」であることを理解したルフィは、一切の躊躇を見せませんでした。隣に立つそげキング(ウソップ)に向かって放った命令は、あまりにもシンプルで過激なものでした。
「そげキング、あの旗 撃ち抜け」
巨大パチンコ「カブト」から放たれた火の鳥星(ファイアバード星)が、170カ国以上の加盟国を束ねる世界政府の象徴たる旗を焼き尽くします。それは、世界中を敵に回すことを麦わらの一味が宣戦布告した瞬間でした。
「ロビン!まだお前の口から聞いてねェ!『生きたい』と言えェ!!!!」
ルフィのこの魂の叫びが、20年間閉ざされ続けていたロビンの心の扉を完全に打ち破りました。「望んではいけない」と自らに言い聞かせてきた本心――生きたい、そして何よりも大好きな仲間たちと一緒に海へ出たいという願いが、涙と共に溢れ出たのです。
「生ぎたいっ!!!! 私も一緒に 海へ連れてって!!!」