自動車のナンバープレート(自動車登録番号標)のうち、4桁以下の一連指定番号を自由に選べる「希望番号制度」。全国の陸運支局や自動車検査登録事務所の交付データを取りまとめる全国自動車標板協議会の最新動向を分析すると、ドライバーが選ぶ数字には明確な偏りとトレンドが存在します。
特に普通自動車・軽自動車を問わず、圧倒的な支持を集め続けているのが「一桁ナンバー」と「ゾロ目」、そして「末広がりの吉数」です。これらは全国的に希望者が殺到するため、毎週月曜日にコンピューターによる公平な月曜抽選が行われる「全国一律の抽選対象希望番号」に指定されています。
全国共通・抽選対象希望番号(13通り)一覧
国土交通省が定める全国一律の抽選対象番号は、以下の13通りです。これらは管轄地域を問わず、必ず事前抽選に当選しなければ取得できません。
- 1桁・2桁:「1」「7」「8」「88」
- 3桁ゾロ目:「333」「555」「777」「888」
- 4桁ゾロ目:「1111」「3333」「5555」「7777」「8888」
これらに加え、品川、横浜、名古屋、なにわ、福岡などの過密都市部では、地域独自に「3」「5」「11」「8008」「1122」などが追加の抽選対象番号に指定されています。都市部の人気ナンバーでは当選倍率が数十倍から数百倍に達することもあり、納車スケジュールに余裕を持った申請が求められます。
車ナンバーでゾロ目を選ぶ心理と理由
なぜこれほどまでにゾロ目や単数字が選ばれるのでしょうか。自動車ディーラーの営業担当者は次のように証言します。
「お客様が『1』や『8888』を希望される最大の理由は、圧倒的な視認性とステータス感です。高級外車やフラッグシップSUVのオーナー様ほど、車の車格に負けない力強いインパクトを求められます。また、パーキングやホテルでの呼び出し時に一瞬で記憶できる実用的なメリットを挙げる方も多いです」
心理学的観点からも、規則性のあるゾロ目や単数字は脳の認知負荷を下げ、他者に対して自己の存在感や秩序を無意識に誇示するシグナリング効果を持つとされています。