「評判が良いから」「デザインがおしゃれだから」という理由だけで選ぶと、手元に届いた後に予期せぬトラブルに直面することがある。最も配慮すべきは、何よりも安全性の確保だ。生後10ヶ月の赤ちゃんは何でも口に入れて確かめる習性がまだ強いため、誤飲のリスクや塗料の安全性を最優先で確認しなければならない。
基準となるのが、一般社団法人日本玩具協会が定める「STマーク(セーフティ・トイ)」の有無である。安全基準をクリアした製品を選ぶことはもちろんだが、意外な落とし穴として挙げられるのが「おもちゃの重量と構造」だ。つかまり立ちの支えにしようと寄りかかった際、軽量すぎるおもちゃだと転倒してケガにつながる危険がある。反対に重すぎれば足の上に落とした際の衝撃が大きくなる。
さらに、電子音が大きすぎるおもちゃや、パーツの取り外しが複雑すぎるギミックも、赤ちゃんの感覚を過剰に刺激したり挫折感を与えたりする原因になる。プロが推奨する失敗しない鉄則は、「赤ちゃんの現在の手指の発達段階+1歩先」の難易度に設定すること、そして部屋の生活空間に馴染む安全性と耐久性を兼ね備えた製品を見極めることだ。