ここ数年、子どもから大人まで幅広い層で昆虫観察ブームが根強く続いている。その火付け役となったのが、俳優の香川照之が出演し、熱狂的な支持を集めた名物番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』だ。カマキリ先生としての熱い情熱とマニアックな解説は、お茶の間に昆虫の凄みと美しさを強烈に印象づけた。
放送から時間が経った現在でも、NHKオンデマンドなどを通じて番組を再視聴するファンは絶えない。番組内で取り上げられたアゲハチョウの幼虫の愛らしさや、臭角を出す瞬間の迫力ある映像は、多くの視聴者に強烈な原体験を与えた。エンターテインメントの力が、身近な生き物への愛着や観察意欲を呼び起こす素晴らしい触媒となった好例と言えるだろう。