TAB譜とは、ギターの指板をそのまま視覚化した「弦楽器専用の楽譜」だ。一般的な五線譜が「音高(ドレミ)」を示すのに対し、TAB譜は「どの弦の、どのフレットを押さえるか」を直接指示する。この直感的なシステムこそが、世界中のギタリストに愛される理由だ。
特にピアノなどと違い、ギターは「同じ音高の音が異なる場所で鳴らせる」という特性を持つ。例えば、真ん中の「ミ」の音は、1弦の開放弦でも、2弦の5フレットでも、3弦の9フレットでも出せる。五線譜ではどれを押さえるべきか迷うが、TAB譜なら一発で指定されるため、迷う余地がない。