大学の除籍とは?退学との違いや履歴書の書き方・復籍の手続きを徹底解説に関する質問を丁寧にまとめました。専門的な情報をご覧ください。
大学における「除籍(じょせき)」とは、大学の学則に定められた事由に該当した場合に、大学側が一方的に学籍簿から学生の名前を抹消する処分を指します。学生本人が自らの意思で大学を去る「自主退学」とは、法的手続き上も大学の記録上も根本的に性質が異なります。
学校教育法第88条および各大学の学則において、学生の身分管理は厳格に規定されています。自主退学の場合は、退学届を提出して教授会などの承認を得ることで「正規に在籍し、途中終了した」という記録が残ります。一方、除籍は「学生としての義務を果たさなかった、あるいは在籍要件を満たさなくなった」結果として学籍が切られます。
日常会話では「中退」という言葉が一括りに使われますが、公的な手続きや証明書発行においては、「自主退学」と「除籍」の間には以下のような明確な境界線が存在します。
項目除籍(懲戒除く一般除籍)自主退学(自己都合退学)編集部の見解・実務上の差処分の性質大学側による一方的な学籍抹消学生本人の申請に基づく承認終了除籍は義務不履行によるペナルティ的側面が強い発生する主な理由学費未納、在籍年数上限オーバー進路変更、就職、健康上の理由など経済的困窮や放置による未納が除籍の8割以上を占める発行可能な証明書「除籍証明書」「単位修得証明書」「退学証明書」「単位修得証明書」大学によって除籍者の単位証明書発行に制限がある場合も学歴としての扱い最終学歴は「高卒」(在籍歴の記載は可)最終学歴は「高卒」(大学中退と明記)履歴書での書き分けと面接での説明難易度に差が出る学費の支払い義務未納分を支払わずに除籍されるケースが多い退学学期までの学費完納が退学許可の前提学費が払えないために退学できず除籍を選ぶ例もある