暴風域に入った直後、最も危険なのは「状況を見に外へ出ること」だ。屋根瓦の破片や看板、折れた街路樹の枝は、暴風下では凶器と化す。風速30メートルを超えると、人は立っていられない。風速40メートルでは走行中のトラックが横転する。
「増水した近くの川や用水路の様子を見に行く」「外れた外壁を直そうとベランダへ出る」「風で揺れる窓ガラスを素手で押さえる」——これらはすべて命を落とす直結の行動だ。窓ガラスには飛散防止フィルムやダンボールを貼り、カーテンを閉め切って部屋の中央で静かに過ごすこと。外の様子が気になっても、確認はすべてテレビやネットのカメラ映像に委ねなければならない。