インターネット掲示板やSNS上の投稿、大手調査機関のアンケートデータを検証すると、年末年始のテレビ視聴に対する生活者のリアルな本音が浮かび上がってきます。
「普段はYouTubeやNetflixばかりだが、年末年始だけはテレビのダラダラ流し見が落ち着く」「実況タイムラインを見ながらの紅白やお笑いは、日本全体の一体感を味わえる貴重な時間」という声が根強く存在する一方で、「録画番組が溜まりすぎて結局消化できない」「特番の時間が4〜5時間と長すぎて集中力が持たない」というタイパ(タイムパフォーマンス)志向の悩みも散見されます。
キー局の現場プロデューサーを取材すると、近年の制作方針について次のような変化を明かしてくれました。
「長時間の特番であっても、30分ごとに小見出しや山場を設け、どこから途中参加しても楽しめるモジュール型構成を意識しています。また、放送直後からTVerでチャプターごとに切り出し配信を行うことで、倍速視聴やピンポイント視聴の需要にも応える設計が標準化しました」(キー局制作デスク)