現在の高砂親方を語る上で外せないのが、同期生であり最大の親友でもある第68代横綱・朝青龍との関係です。高知県の明徳義塾高校へ相撲留学した10代の頃から苦楽を共にしてきた二人の絆は、土俵を降りた現在も変わりません。朝青龍は現在もモンゴルから高砂部屋を温かく見守り、時に熱いエールを送りながら親方を後方支援しています。
一方、現在の部屋の看板力士である元大関・朝乃山との師弟関係にも大きな注目が集まっています。不祥事による長期出場停止処分という最大の試練に直面した際、8代高砂親方は突き放すことなく、厳しくも粘り強く朝乃山と向き合い続けました。度重なる負傷と闘いながら土俵へ上がり続ける朝乃山に対し、親方は「焦らず、自分の相撲を取り戻すことが一番」と温かい言葉をかけ続け、精神的な支柱となっています。感情論ではなく、緻密な体のケアとメンタルコントロールを重視する指導方針が、朝乃山の不屈の闘志を支えています。