香りのピラミッド(トップノート・ミドルノート・ラストノート)の移ろいにも、調香師ジャック・ポルジュおよびオリヴィエ・ポルジュの明確な意図が反映されています。
オードパルファムは、吹きかけた瞬間にグレープフルーツやレモンの鮮やかなシトラスとピンクペッパーのスパイスが弾けます。ミドル以降はシダーやジンジャーが混ざり合い、ラストには官能的なアンバーとインセンス(お香)が肌の上に残る、みずみずしくもセクシーな香調変化が特徴です。
対してパルファムは、立ち上がりからシトラスの角が取れており、非常にまろやかです。主役に据えられているのは、ニューカレドニア産の希少なサンダルウッド(白檀)。トップからラストまで一貫してベルベットのような滑らかさとウッディの重厚感が支配し、時間経過とともに肌へ溶け込むように深く温かい余韻を残します。